「お兄ちゃん、花嫁修業の練習台になって! 一通りの家事はお兄ちゃんで試したから、今度はその…夜の花嫁修業っていうか…」 俺〈光良〉と〈夏彦〉そして彼の妹〈七香〉はOO馴染だ。 七香は俺の部屋に押しかけてきて、『お兄ちゃん』と呼んでくるくらいには、気の置けない関係である。 その七香が、そんな事を言い出したのだ。 「夜の花嫁修業?」 花嫁修業に昼と夜との違いがあるのだろうか? 「な、何で俺なんだよ。夏彦に頼めばいいだろ?」 「はぁ? 本当のお兄ちゃんに、そんなこと頼めるわけないでしょ!」 『いや、どんな内容なんだよっ?』とは聞き返さなかった。 「こんなことを頼めるのは、お兄ちゃんしかいないの。だからお願いっ!」 結局、七香の剣幕に押され『夜の花嫁修業』を手伝う事になり… 「それじゃあ……さっそく始めるね」 と、言うと七香は、自らの服に手をかけて脱ぎ始め―――。
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