「わたし、お義兄ちゃんが好きなの。ね、しよ?」 「老いたとはいえ、わたくしとて女。殿方の悦ばせ方を忘れるほど齢を重ねた覚えはありませんよ」 「お嫌いですか? 外でする男女の営み。あなたほどの若さならば、お好きだと思っていたのですが」 妻"美夜"の実家の温泉旅館。 そこが今のボクの働き場所。 なれない仕事に毎日くたくた。 そんなある日、気分転換でスマホをいじっていた時に 『催眠アプリ 使用は個人の責任で!!』の文字が! 怪しい、ものすごく怪しい。 疲れていて判断力を失っていたのか、悪魔が囁いたのか理由は判らないが、好奇心に逆らえず、ダウンロード。 「お義兄ちゃんお疲れさま~。 ん? なにしてるの?」 「お疲れさま眞子ちゃん。 なんとなく気分転換に"催眠術が使えるアプリ"って言うのをダウンロードしてみたんだ。 どうせジョークなんだろうけどね」 「へ~、そんなのあるんだ。 ねぇねぇ、わたしに催眠かけてみてっ。 面白そ~だし。 ね? ね?」 そんな状況の中に更にたまたま顔を出した"瑞帆""渚々音"。 話の流れで実際に催眠をかけてみようという話になり… 『"達人"のことを好きでたまらなくなり、見るとエッチなことをしたくなる』 などとトンデモ内容を"眞子"に提案され、 更に止める所か乗り気の"瑞帆""渚々音"に押され催眠を試す事態に。 その時は案の定というか、さすがジョークアプリと言うかかかった気配はなかったのだが…
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