だ、ダメよ、ヒロくん、これ以上は……ダメ…… 「深山遥華」は考える…… 息子として接してきた親友の忘れ形見である「上木弘幸」……遥華ママ称「ヒロくん」 目の前の彼は、息子としてではなく男としての思いをぶつけてくる 年の差、人妻、娘の婿候補……いくつもの理由を並べ立て、その思いを消さないといけない…… 傷つけないよう、穏便に、優しく諭そうとした遥華だが……彼の意思は少しも揺らぐ事はなく 逆に遥華の心が揺らぐ事となってしまった…… 一度だけの息子との過ち…… 彼の思いをその身に刻ませた遥華……だが、その時はまだ……背徳の蠢きに搦め捕られる自身の媚肉に気付く事はなかった……
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