第一章 -研究所の秘密-少子化問題はさらに深刻なものとなり、政府は問題を解決すべく様々な研究を行っていた。「日本媚薬研究所」もその一つである。研修生としてその施設で働くことになった男は、地下で奇妙な部屋を見つけてしまった。「危険!!立ち入り禁止!」ドアには力強くそう書かれていたが特に気にすることもなく男は入ってしまった。そこには助けを求める被験者の女性が檻に入れられていた。男は戸惑いながらも檻を開けたのだが… 第二章 -精液の生贄-研究所の秘密を知ってしまった男は翌日上司に呼び出された。怒られることを覚悟していたが、「彼女の世話をしてくれてありがとう」 と、上司からは意外にも感謝された。彼女は治験のアルバイトだったのだが、薬の作用が強すぎた為、快楽に落ちてしまい、体内から男性の精液が無くなってくると禁断症状が表れて自我が崩壊するよう洗脳されていた。そこで上司は男に定期的に精液を彼女に与えてくれないかと言ってきた。この中に入るのは少し勇気がいるが断り切れず上司の頼みを聞くことになった。 第三章 -逃亡と執着-男は研究所のあまりの異常さに恐怖を感じ、研究所を辞めることにした。数ヶ月後いつものように就寝前にニュースを確認していたらあの研究所が財政破綻のため閉鎖したことを知る男は自分にはもう関係のないことだと気に留めることなく眠りについたのだが…
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