厳しくも優しく僕を指導してくれる上司の小野さち子さん。僕は小野さんに恋していた。ある日、小野さんと二人で出張。仕事も無事終わり帰ろうとしたが電車が止まってしまい仕方なく、宿を探した。やっと見つけた旅館は一部屋しか空いておらず、僕たちは同室に泊まることになってしまった。宿が用意してくれた食事をし、お酒を頂き、少し酔った小野さんに僕は我慢が出来なくなり抱きついてしまった。が、ダメと言われ僕は小野さんから離れた。しばらくして、さっきはごめんねと僕に優しくキスをしてきた。私も本当は…もじもじしながら話す小野さんの左手の薬指には、いつもしている指輪が外されていた…。
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