平成二十五年春。御歳六拾九歳を迎えた柄本又吉は、二年以上に渡る闘病生活の果てに、今まさに、人生最期の刻を病床で迎えようとしていた。そんな寝たきりの義父を献身的に介護してくれる、セガレの嫁。いつも優しく、いつも笑顔で、又吉を励ましてくれる、ユカリさん。「弱気な事を言わないでくださいお義父さん」「大丈夫ですよ。きっと良くなりますから」優しく微笑む若きオンナの隆起を見つめていた又吉が、突如、思いもせぬ願いをぶちまける。「ごっ後生じゃユカリさんっ…!死ぬる前に、死ぬる前に、もう一度だけ、若いオナゴのアソコが拝みたいんじゃぁ!」…と。
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