幸せな家庭などもうどこにもない。さちこは夫が愛人の所に入り浸るのを引き止められなかった。息子・達也の前では強がるさちこだが、身体は淋しさに蝕まれ愛液の涙を流していた。毎晩のように自分を慰めているさちこに、達也はもどかしい思いを抱いていた。(僕だったら母さんを悲しませないのに…)膨れ上がった母への思慕を受け入れたさちこは、乾いた身体を満たすように激しくまぐわう。2人の長い夜が幕を開けた…。
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